お風呂から上がって、『ぬぼ〜っ』としていたら、ミスターの携帯にSALAMUさんから電話がかかってきました。

そうだった、彼と飲む予定だったんだっけ……。

 予定では、21時に横浜駅で集合、そこで飲むことになっていたのですが、その予定が様々なアクシデントで完全に狂い、現在の時点では、ようやく風呂から出たばかりだったのです。
 


 ということで、マッハで横浜駅に行くことに。まず全速力で浜松町駅へ。そこから、京浜東北線で横浜駅まで。これで横浜まで行ける……と思った車内で、ミスターがひらめいた。

品川から東海道本線に乗り換えた方が速ぇんじゃねぇかYO!

 京浜東北線だと、品川から横浜まで8駅で30分。これが東海道本線だと、わずか2駅17分。この13分は、大きいよ。なんたって、人を待たせてるんだから。

最初から東海道本線乗ればよかったんじゃねぇのとか言うな。

 ということで、品川駅で電車を降り、東海道本線のホームへ乗り換え。その途中、7番ホームに寄ってみました。

 品川駅7番ホーム。臨時列車の発着に使用されるこのホームは、『ムーンライトながら』の指定席券が取れなかった者達によって埋め尽くされる。敗北者達のために、同じルートを走る臨時列車が運行されるからである。しかし、車両は普通の車両。車内通路までが人で埋まり、まったく身動きが取れない。一睡もできないまま、護送列車は西へと向かうのである。我々も、今年3月に同じ目に遭っているから、このツラさは承知している。まぁ、コミケの時じゃなかったから、アレほどではないけどね。

 しかし、今年は違った。臨時列車も、全席指定になったのである。これにより、どちらの指定席も取れなかった人は、一部自由席の出来る小田原駅まで先回りしなければならなくなったのだ(品川駅が、小田原駅に混雑問題を丸投げしただけ…とも思える)。

 そのため、この7番ホームには、誰もいなかったのである。かわりに、階段の下に看板がポツンと立っていた。

 で、誰もいないね…と思ったら、一人の青年が。胸にはカメラ。
 
 

『あの……ここの電車の車番は分かりますか?』

鉄ちゃんだッ!

つーか車番なんか分かんねーよ!

彼はウチらを同類だと感じたんだろうか。まぁ、こんな立て看板を大喜びで撮影してたら、そう思われても仕方ないな。え、ウチら? いやぁ、ウチらは全然鉄ちゃんじゃないですよぉ。