大阪を出発してから19時間、ようやく熱海に到着。この時点で、お互い相当にやられています。

 まずは、日帰り温泉をやっている所を探すべく、コンビニで観光雑誌の立ち読み(笑)。その結果、唯一の選択肢であった『マリンスパあたみ』に行くことに決定。バスで行くと、こんなルート。


 

急いでバスターミナルへ行くと、あまり待たずに路線バスが来てくれました。
 
 

が。
 
 
 
 

観光バス 来ちゃった。





 どういうわけだか、こんなゴージャスなバスに乗るハメになってしまいました。でも、前にはちゃんと料金表と料金箱もセットしてあるワケで、ミスマッチというか、高速バスだろ、コレ。
 
 

 バスは10分ほどでマリンスパ停留所に到着。よっしゃ、さっそく風呂に入りましょうか……。
 
 

『満館 1時間待ち』





 はい?満館? 確かに、ここから見える屋内プールは芋を洗うかのような盛況っぷりですけど……。そんでもって入場料が1300円……。
 
 

ミスター、ココ……やめようよ……。





ミスター「バスで来る途中に、『日帰り温泉1200円』っていう看板があった」
 
 

そうだよ、そういう情報を待ってたんだよ!

ソコに決定!!
 
 
 
 
 

で、徒歩で来た道を戻る途中、案内板にこんな文字を発見。
 
 

『佐治郎の湯』

いいねー! ここにしようか!







 その場所まで歩いていくと、観光客ではなく、熱海人のための商店街に辿り着いた。『佐治郎の湯』という名前の温泉は、本当にココにあるのか……あ、あった。
 
 
なんですか、このチョロ泉は。





 そこにあったのは、ひしゃくで水をくんで飲むレベルの泉。もしかして、コレが…佐治郎の…湯?
 

 あまりのショボさに、写真すら撮っていません。もう、ガッカリこの上なし。とりあえず、その辺にあった記念スタンプをメモ帳に押して終了。

 ちなみに、この佐治郎の湯は、別名『目の湯』といい、この湯で目を洗うと、目の病気が治るそうです。が、その横にはこんな看板が。

じゃぁ何のためにチョロチョロとヌル湯が出ているのかを小一(ry





 ということは、他にも書いてあった『河原湯』って……
 
 
予想通り、チョロ湯パート2。

この辺…こんなんばっかりかよ……。ミスター、早いところその日帰り1200円に行きましょうよ。
 
 
 

 延々と歩き続けるにつれ、ともやは空腹もあって機嫌が悪くなってきました。絶対ミスターの見間違いじゃないか。あったとしても、ショボショボorラブホじゃねぇのか。不安&憤怒が込み上げてきたその頃、ようやくその日帰り温泉1200円の看板を発見したのであります。
 
 


 こちらが、その噂の『KKRホテル熱海』さんでございます。ものすごく立派なホテルです。おそらく『加藤紘一レボリューション』の略だと思うんですけど(大嘘)。

 そんでもって受付を済ませて、7階の大浴場へ。まず目に入ったのは、熱海の海のパノラマ。うわぁ……天気悪ッ(汗)。

 そんでもって、湯。ようやく湯ですよ。いやー、イイ湯。大浴場の隣には露天風呂もあるし。よっしゃ、露天風呂行きましょう。

 ともやは、一人露天風呂で熱海の景色を堪能していた。すると、男3人組が入ってきた。そして彼らは、ともやの存在を無視するが如く、話を始めた。

『お前が夜の仕事やめるってんなら、親が借金返してやるって言ってんだ』

ともやは、しばらく熱海の景色を眺めるしかなかった。