ここ、四国は高松駅前で、我々は、ついに最終決戦を迎えた。
 

ダラダラと続いてきた旅も、ここで決着が付く。
 
 

最後の選択肢は、次の6つ。
 


 

1から5までが、手段はともあれゴールである。
 

しかし、6には、ゲームオーバーが待っている。
 

たかが6分の1だろうと見くびってはいけない。
 

なぜなら………投げるのが……
 
 
 
 

ミスターだから。
 

ちなみに、今までのミスターの出目を見てみよう。

第2投  A二条城  熱海→京都
第4投  D大阪城  鎌倉→大阪

彼のサイコロは、どちらも西に向いている。
 
 

そして、カメラに向けているサイコロの目は……


 

時間いっぱいです。ミスター、投げて下さい!
 


 
 
 
 
 


※ここから裏話※

 サイコロの目を決めるにあたり、博多に行って帰ってくることが出来るか、また、飛行機でのゴールの場合のルートを、時間と予算の両面から検証していた。

 はかたの場合、金曜の午前中に高松を出発し博多へ向かい、駅前で写真を撮影、そこから土曜日の夜までに会津若松に戻ってくる方法を考えた。その結果、鈍行でまずは岡山へ。そこから新幹線で15時27分博多駅着。写真を撮影後、深夜バスで東京へ戻る。東京着が土曜日の朝。そこから鈍行で会津若松に着くのが正午ごろ。ギリギリでバイトに間に合い、予算もギリギリ。このルートで決定された。
 博多が不可能であれば、高地という案もあった。高松から宇多津経由で高知駅に13時24分着。写真を撮影後、高地空港へバスで移動。そこから16時30分発の便で羽田空港へ移動し、東京で一泊、会津若松に土曜日正午着のルート。

そして、飛行機のルートについて。コレに関しては、3つの選択肢があった。
1:高松空港13時00分発、羽田空港14時10分着、鈍行で会津若松に夜到着。航空運賃27000円。
2:高松から鈍行で大阪へ移動、大阪伊丹空港17時20分発、福島空港18時25分着の便。鈍行で会津若松に深夜到着。航空運賃27500円。
3:大阪伊丹空港随時発仙台行きの便、仙台から会津若松まで移動。金曜日のゴールは無理。航空運賃28000円。
この中から、2番がチョイスされた。予算も時間もギリギリである。2番の飛行機に乗れなかった場合は、3番になる。

 まず、博多から東京への高速バスの席が空いているかを電話で聞いてみた。

9時38分、『はかた号』京王電鉄バスに電話。すると、当日分に関しては西日本鉄道の方に聞いてくれと言われる。
9時40分、西日本鉄道に電話で『はかた号』の空席情報を聞くと、満席と伝えられる。
9時41分、妥協案として、山口・下関発東京行きの『ドリームふくふく号』を検討、サンデン交通に電話。すると、今夜19時10分下関駅発の便が4席空いているとのこと。みどりの窓口で予約出来るということで、それに決定。6が出ると同時に、窓口へ走ることに。しかし、電話の向こうの人が不審がっていた。それもそうだ、『今、どちらにいらっしゃるんですか』って聞かれて、「高松駅です」って答えられたらそりゃぁ怪しがるよなぁ。なんでコイツら今高松にいて、夕方の下関の深夜バスに乗るんだ…って話ですよ。

 そんなこんなで、サイコロを投げることになったのでありました。