今回のボーナストラックは、あまりにもアッサリ終わってしまったサイコロの旅を埋めるかのように、サイコロの旅が始まるまでの我々の所業をごらんいただきます。ぶっちゃけ、コッチの方がメインのような気がします。

　今年も会津若松駅から、あてのない旅が今年も始まるのであります。さっそく、みどりの窓口で青春１８きっぷを購入。このきっぷに、今年は何駅のスタンプが押されていくんでしょうか。時期的に大河ドラマ『新撰組！』だったので、駅員が新撰組のコスプレをしていましたが……いいのか？

　今日はとっても天気が良くて、車窓から磐梯山もハッキリ見えました。そして、猪苗代湖畔駅で停車。この駅は臨時駅で、期間限定でしか停まりません。そんな駅での停車に遭遇。ちょっと嬉しい。結構人が降りていたので、価値はあるのかも。
　郡山駅に到着。ここから、どういうわけだか北上、福島駅を目指します。

　１２時３５分、福島駅到着。ここで何をするのかというと、ですぶら氏とゲーセンで遊びます。でも、ですぶらがまだ来ていません。それまで、駅の中にあるゲーセンでヒマを潰すことに。

　オカシイです、ツーデラがオカシイです。アンバランスにもホドがあります。ディスプレイ発注中の張り紙はあったけど、よりによって代替がコレですか。こんなんでできるかー！
　ですぶらが大遅刻で到着、彼の車でレーザーＢＯＸ福島店へと移動。つーか、サイコロの旅だよね、コレ？
　福島駅に戻ってきて、いよいよ出発セレモニー。ともやは、こんな格好で東京を目指します。都会をなめきった格好です。ちなみに、コスプレ一式だけで、このドラムバッグがパンパンになっております。

　１７時２５分、黒磯行き普通列車が福島駅を発車。ここからは、延々と鈍行列車に揺られることになります。
　黒磯駅で、宇都宮行きに乗り換え……なのですが、準備でろくに寝てない上に朝から動きっぱなしのともやは爆睡。一歩間違えば、折り返し運転で福島に強制送還される所でした。ちなみに、１７時２５分発の列車が、ミスター合流の待ち合わせ時間にぎりぎりで間に合う時刻表的理論値ですから。７分前に某所に着くようになってますから。駅すぱあとが言ってるんだから間違いないんでしょう。１ヶ所あり得ない乗り換え時間を示していますが。

　そんなともやは、黒磯駅で大急ぎで乗り換えの列車に乗り込む。もちろん、遅れたともやに空席なんぞありませぬ。それでも、座れるところないかなぁ…と車内を歩いていたら、身内発見。彼も、明日のコミケのために東京への移動中でした。もちろん、彼の足下にも、でかいバッグとキャスター付きのトランク。お前もサークル参加かよ……。

　２０時１３分、宇都宮駅に到着。また乗り換えです。二人してでかい荷物エッチラオッチラ運んで、宇都宮線に乗車。

　上野行き快速列車が宇都宮駅を発車。この列車には、グリーン車が付いているんです。豪華ですね。さらに、今の時期はソコが普通席なんだそうです。おもしろ半分で行ってみました。

　グリーン席（普通席だけど）を満喫して、上野駅到着。ここからが、今回の東京企画第一の関門、乗り換えであります。田舎モンのともやが、駅すぱあとと不親切な案内情報を頼りに、限られた時間で目的地に着けるのか。ご期待下さい。

　ここ上野駅で、東京メトロ銀座線に乗り換え。乗り換え時間は、わずか５分。９番線に到着した列車を飛び出し、「東京メトロ銀座線」を目指し、荷物担いでひたすらダッシュ。改札を抜け、階段をドンドン下り、通路を走り、なんとか発車１分前にホームに到着。間に合った、最大の難関を切り抜けました。そして、東京メトロ銀座線渋谷行きに乗車。ここから４駅、日本橋駅で乗り換えます。

　２２時１６分、さぁ三越前駅に到着です。ここで東京メトロ半蔵門線に乗り換え。制限時間は６分です。わりあい余裕でした。

　そんなこんなで、大手町駅に到着であります。地上に出るとスゴイです、まわりを見渡すとサラリーマンしかいません。こんなカッコでコミケ一式抱えてボケーッと突っ立ってるのはオレだけです。寂しさを紛らわそうと、ですぶらにテレフォンしていると、ミスターが到着。やはりスーツでした。そりゃそうだ。
　ここからは東京メトロ東西線でミスター新居を襲います。でもその前に、駅前のゲーセンを視察。あんまりパッとしなかった。
　ミスター新居への途中、一軒の定食屋で夕食を取ることに。ともやは唐揚げ定食を頼んだのですが、ボリュームがハンパじゃない。空腹だったにもかかわらず、後半は既にノルマ（笑）。いや、全部食べましたよ、ちゃんと。そんでもって、ミスターが奢りですよ。うわー、社会人ぶってからに（社会人です）。
　日付が変わって、ようやくミスター新居に到着。つーか、社宅。昨年のゴールデンウィークに訪れた旧邸よりも、明らかにグレードダウン。積まれた段ボール箱が、自由時間の少なさを物語っていました。
　ミスターが「ｻﾑﾗｲﾁｬﾝﾌﾟﾙｰｲｲﾖｰｻﾑﾗｲﾁｬﾝﾌﾟﾙｰｲｲﾖｰ」と言いながら寝る。ともやも寝る。

　朝、ミスターがいつまでたっても起きません。この時点で、ともやの予定は押しております。駅に着いたのは朝７時半すぎ。果たして、午前９時までのサークル入場に間に合うのか。

　それにしても、南行徳とは中途半端に交通の便が悪いところですね。快速が止まらないもんだから、浦安まで行って（たった一駅）、そこで快速に乗り換えないとめんどくさくて。さらに、茅場町→八丁堀と乗り継いで、こんどは京葉線で新木場まで向かいます。予想以上に時間がかかっております。
　８時２７分、新木場からりんかい線に乗り換え。しかし、やはり人多すぎ。１，２本無駄にしたところで、ようやく乗れました。
　８時４０分、国際展示場駅下車。ここからサークル入り口を目指すのですが、ドコに行ったらいいもんかサッパリ分かりません。ちょうどお世話になるサークルの人から電話が来たので、その人の通ったルートをなぞることに。

　……一般入場のような行列が見えます。これがサークル入場待ちの列ですか。チケットは向こうが持っているので、入場口でチケットを受け取る手はずになっているのですが、これじゃぁ時間が読めない……。

　ついに時計は９時を回り、サークル入場が閉じられる時間になりました……が、サークル入場を待つ参加者の列は一向に進みません。牛歩戦術顔負けの遅さであります。

　つながりにくいながらも電話で連絡を取り、なんとか入場口までたどり着きました。お世話になるサークルの人からチケットを受け取り、入場。いやー、係員の手際悪すぎ。
　着替える時間もなかったので、とりあえず午前中は私服で売り子さん。
　午前１０時、拍手と共に一般入場スタート。サークルの人たちはあいさつ回りに行きました。さてと、売り子やりますか。

　１０時３７分、ゲーセンの常連さん、来店。あのさぁ、会津でもしょっちゅう会ってるんだからさぁ、なにもここで会わなくても。
　１０時４３分、売れた、売れたよ姐さん！　しかも一気に３冊！
　１１時００分、はるか右の方のテーブルでは、スク水のおねーさんが売り子をしています。……いくらなんでも、やりすぎじゃないかと……（汗）。
　その後も、ちょくちょくと本は売れていました。インパクトのある表紙が勝因でしょう。

　１２時０８分、姐さんが戻ってきたので、入れ替わりにともやが着替えのために移動。今回の男子更衣室、最悪。去年までのあの涼しい部屋はどうなったんだー。しかも、２つ右の場所で着替えている人も、ともやと同じ衣装じゃないかっ。

　１３時１９分、着替えを済ませ、サークルのスペースに戻ってくると、サークルの女性陣、バカウケ。よっしゃよっしゃと言わんばかりに、ともやにメイク。ともやの顔はオモチャじゃありません。しかも、このカッコを写メでゲーセンに送るんじゃない！！

　１４時３０分、ともや、再び更衣室へ。そういえば、ちゃんとした全身像、撮ってもらってなかったなぁ。
　１５時１５分、スペースに戻ってくると、ほとんど片づけムード。結構売れたみたいでナニヨリです。

　コミケ終了後は、友人が「池袋ＧＩＧＯに格ゲーのえらいひとがいる」というので、チョロチョロ付いていってみました。残念ながらその人はいませんでしたが、ＭＪ２でプロ本人が打ってました。わー、ホントに本人が打ってたんだ。
　その後、仕事上がりのミスターも合流、ゲーセンを行脚して、再びミスターの部屋に戻る頃には、日付が変わろうとしていました。

　昼から移動開始。今日はコミケではなく、銀座の雀荘視察。銀座ですよ銀座。本家・水曜どうでしょうのカブ東日本のスタート地点ですよ。どこでスタートしたのかはよく分からなかったけど。

　　地下鉄の銀座駅を出てすぐ、『ＬｉｔｔｌｅＭＳＮ』に到着。こちら、世にも珍しい、コスプレ雀荘でございます。コスプレのおねーさんが同卓してくれるんです。
　新規登録をして、さっそく麻雀。いやー、巫女さんが麻雀やるのはいいんだけど、袖が邪魔そうで気の毒なんですけど。
 
 

後日談：この企画の後も、ミスターは足しげくコスプレ雀荘に通い、「ハネ満のせせら」という称号までもらったそうです。

　雀荘でひとしきり（´・ω・｀）したあとで、今度は秋葉原へ。はなまるうどんで遅い昼食。

　アパマンショップの舞の海のポスターを超接写で撮ったら、こんなにシュールな一枚が出来上がりました。ケータイの待ち受け画面にしてみた所、不注意にケータイの画面を見てしまったときのガッカリ感５倍増しです。

　このあとは、素直にミスターの部屋に戻って、寝ました。

　今日は、ミスターとともや、二人してコミケ一般参加の予定。しかし、天気はあいにくの雨。こりゃ、並んでる人、地獄だな…。

　午前１０時半、ようやくビッグサイトに向けて移動開始。電車を乗り継いで、昼前に会場に到着。あいにくの天気にもかかわらず、会場内は人人人。

そんな中を縫うように移動して、ともやは１日目に引き続き、更衣室へ。そして、その格好で、あいさつ回り。

　ともやが私服に戻ったところで、KATSUMIさんと合流。KATSUMIさんについては、『サイコロの旅２００２』をご覧下さい。いかに我々が彼に苦しめられたかが分かると思います。

　で、そのKATSUMIさんと、コミケ終了後に神田へ移動。軽くご飯を食べて、ゲーセンで時間つぶしをしながら、飲み会の集合時間を待つのでした。

　ということで、来年のサイコロの旅２００５は、富士山頂をスタートにお送りしま……せん。

　いや、そんなの出されても。結局使わずじまいだったサイコロフリップじゃないですか。もう廃棄ですよ廃棄。ゴミ箱にダンクしてくださいよ。

　あと、『コミケでともやは何に着替えたのか』は、聞かないで下さい。聞かない方が身のためです、ともやの（笑）。どうしても知りたい人は……連絡下さい（ｗ
 

　さぁ、キレイに落ちたところで（違）、サイコロの旅２００４、これにて完結であります。ご静聴、ありがとうございました。