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(写真無し)

出た目は、『観音寺』

ところで、コレ↑何て読むんだ?

かんのん? かのん? かんおん?

まぁいいや、着けば分かる。




 
 
 
 

 ここに来て我々は、四国の恐ろしさを実感することになる。

電車が遅い。

 18キップを使った貧乏旅行ゆえ、鈍行列車にしか乗れないのだが、その鈍行が遅いのなんのって。一駅進めば対向列車と待ち合わせ、もう一駅進めば後ろから特急列車の追い抜き待ち、もう一駅進めば貨物列車の通過と、ローカル単線の特徴ズバリ。走ってるより停まってる方が長かったんじゃなかろうか。結局、3時間半もの間、電車に乗るハメになったのでした。


 伊予西条駅で30分ほど乗り換え待ち。その間に次の選択肢を考えていたら、ミスターが提案。

金比羅を入れんかボケェ

 いやぁさすがミスター。広島でパワー充填しちゃったもんだから、すっかり広島人にもどっています。

 で、選択肢も決まってボケーッと次の電車待っていたら、オッサンが登場。このオッサン、さっきの車内で7人掛けの横長シートを完全に占領する形で寝ていたんですよ。ガラガラの車内だからいいようなものの(よくありません)、それはどうかと。そしたら、そのオッサンから接近遭遇ですよ。そんでもって、そのオッサンの手には、『レッド』と書かれた『おーいお茶』のペットボトル。(レッド=サントリーレッド=ウイスキー)

『飲むか?』

飲まねーよ!

 こっちは生死をかけたサイコロの旅の真っ最中なんだ。アンタみたいに真っ昼間っから酒飲んで爆睡するほどヒマじゃ……

ミスター飲んでる……。

ミスターのポンジュースのペットボトルの中に毒がレッドが盛られる注がれていく。ありがとうミスター、君の犠牲をボクは忘れない。



 

 観音寺に到着しました。……が、なんなんだ、この暑さと直射日光は。四国ってこんなに暑かったんだ。

 ちなみに、観音寺は『かんおんじ』と読むのです。ローマ字だと、KANONで合ってたワケです。でも、うぐぅ娘はいません。夏だし。で、そんなKANONjiの選択肢はこちら。編集も面倒くさくなって、ついに一枚絵です(笑)。どっちみち、四国脱出は難しそうです。

 投げるともやもやる気がありません。そんなやる気じゃぁ四国は出られそうにないですな。