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 さぁ、いきなり超縦長の乗り換え表が出てきました。和歌山は思ったより遠いのです。というわけで、移動です。まずは阿南駅のみどりの窓口で18キップを買い足し。

 で、電車の中でウトウトしていたら、『終点、終点です』という車内放送が。あわてて降りる準備をしようとしたら、『中田(ちゅうでん)』の聞き間違いだった。オイ!まぎらわしいんだよ!今日からココはナカタだ、ナカタ。世界のナカタだぞ。うらやましいだろ。

 それと、電車の中に『スポレク香川2003』のステッカーが貼ってあったんだけど、そのマスコットキャラクターの顔が、 

(・∀・)

に見えてしょうがない。しかも、そのキャッチフレーズが

って。香川の中の人も必死だな。写真撮っておけばよかったなぁ。ちなみに、『スポレク香川2003』のホームページに行くと、テーマソング『Udo'n Rock!!』を聞くことが出来ます。いきなり音が出ますので、スピーカーのボリュームを絞ってから見て下さい。


 徳島駅から徳島港まで、路線バスで移動。道中の路面状況は最悪、急激なアップダウン、工事による迂回路の連続急カーブ。ダイヤを合わせようとする運転手の暴走。もはや、路線バスはアトラクションと化していた。恐るべし、四国。そして、それよりも大きな不安が。

台風でフェリー止まってんじゃねぇの?

 だって、今朝の台風情報の時、紀伊水道は思いっきり強風域に入ってましたよねぇ。波の高さは7〜15メートルって言ってたよねぇ。フェリー出てなかったら……どうしよう。


 ようやっと徳島港に到着。なんと、フェリーはダイヤ通りに運航していた。すごいぜ、南海フェリー。さっそく和歌山行きのチケットを買い、次の便まで高校野球を見ながら待つことに。


 12時10分、船は定刻通りに出航。思ったよりも波は低く、台風一過のように思われました。

が。

 港を出た途端に、大揺れ。先日の遊園地で体験したバイキングを再現したかのような揺れっぷり。20度くらい傾くんです。で、そのたびに乗客全員から

『おぉ〜』

の声が上がる。で、甲板から戻ってきた人達を見ると、ひどく興奮している。ミスター、我々も外に出てみましょうか。


どぉ〜〜〜!!

どぉ〜〜〜!!


 この2枚の写真から、どれほどの強風だったかが分かると思いますが、ミスターの持っている黄色い袋、アレには濡れた洗濯物が入ってますから。それがこの角度ですよ。よく船が出せたなぁと感心してしまうのでした。


 船は、なんと定刻通りに和歌山港に到着。それまで、ともやは揺れる船内で爆睡していたわけで。さすがのミスターも呆れ顔。なんだよぉ、寝たらダメなのかよぉ。

 で、電車で和歌山駅まで移動。苦節47時間、ようやく四国の脱出に成功したのでした。