盛岡内の待合室で、小休止。ついでに、次に食べる名物の店の場所を調べる。バスで割と近いところらしく、営業時間も20時までで、なんとか間に合いそうなので、バス乗り場へ。

 ……やたら寒いんですけど。最低気温、氷点下4℃。寒さが刺さるんですけど。しかも、バスは時間を過ぎても来ない。

 19時19分、大幅に遅れたバスに乗って、県庁方面へ出発。わずか7分で、県庁・市役所前停留所に到着。お店を探すことになりました。

 自分のいる場所がイマイチわからず、目の前にあった警察署で道を聞いてみた。

ともや「すいませーん、このお店はどこにあるんでしょう?」
ポリス「ここはね、そこの信号を曲がって、まっすぐ行ったところだけど」
ともや「はいはい」
ポリス「日曜日はやってなかったよねぇ……」
(今日は日曜日です)
後ろにいたポリス軍「あそこは日曜日やってないはずだよなぁ」
(↑実際には東北弁で会話されていますが、標準語に翻訳しました)

確かに、ともやの手に握られている店の案内地図の片隅には、『定休・日曜』の文字(←素で今まで気づかなかった)。

 ここで、ミスターがここぞとばかりにともやを糾弾。リサーチ不足はお互い様じゃないか。いいんだ、オレは行くだけ行ってみるんだ。もしかすると、やってるかもしれないじゃないか。……奇跡は起こらないから奇跡って言うんだけどな。

 で、来てみました。『白龍(ぱいろん)』さんでございます。ここは、今や盛岡名物となった『じゃじゃ麺』発症の店なのです。くどいようだけど、日曜定休。

 で、店の前で呆然と立ち尽くす二人。シャッターも半分降りていて、やってません雰囲気。帰ろうか……とその時、中から店員さんとおぼしきお兄さんが出て来た。

ともや&せせら「……(絶句)」
お兄さん「……(無言。のれんをはずそうとしている)」
ともや「あ、あの……」
お兄さん「あ、食べますか? まだやってますけど」
ともや&せせら「はい」
 
 

 どういうわけだか、我々はじゃじゃ麺を食べることになった。
 
 

奇跡は起こるから奇跡って言うんだな(さっきのと矛盾)。